エマーソンのバラ

私は天然石が好きで、コレクション用に集めたり、アクセサリーなどを作ったりしています。時々、ゲームセンターのガチャの天然石も楽しんだりもします。

ある時、ラブラドライトが出てきました。カプセルの中に一緒に入っていた説明書きには次のように記されていました。

ラブラドライト(曹灰長石)「信念を貫く、月と太陽の象徴」

斜長石の一種で、ある一定方向に色のついた閃光を放つ、カナダのラブラドル半島で、18世紀末に発見。アメリカの詩人エマーソン曰く、「人生は一片のラブラドライトの如し」

身体内部の働きを活発にし、活力を与えてくれると伝承される

長年に渡り天然石のアクセサリーを制作してきましたが、ラブラドライトにこのようなエピソードがあることを初めて知りました。

調べてみると「人生は一片のラブラドライトの如し。その光輝はある角度にいたりて初めて発揮される。」が正式なようで…(エマーソンの作品中にはそういった記述がない)

それでもこの言葉には印象深いものがあり、エマーソンの代表作「自己信頼」も読んでみました。

一番心に響いたのは「バラ」についての記述。

草の葉や咲きこぼれるバラを見ると、自分が恥ずかしくなる。わが家の窓の下で咲いているバラは、過去のバラや、もっと美しいバラを気にかけたりはしない。これらのバラは、あるがままに咲いている。神とともに今日という日を生きている。これらのバラに時間はない。ただ、バラというものがあるだけだ。

この文を元に出来たのが画像のコラージュ作品。Geminiにお願いして英文を探してもらいましたが、本当に間違いがないかは未だ確かめておらず…機会があれば英文の「自己信頼」も読んでみたいと思っています。

人間はやもすると周りと自分を見比べてしまいがちですが…「あるがまま」「今日という日を懸命に生きる」ことで、本来の自分らしさや自分のペースを取り戻せることを教えられたような気がします。

「自己信頼」には他にも心に留めておくべき言葉がいくつもあります。そこからまたコラージュ作品が生まれてきそうな予感もしています。

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